マンションの購入を考える際に、その建物の外観の違いが気になることがあるかもしれません。
凹凸のないシンプルな形状から、変わった形のものまで、マンションの建物形状には、さまざまな種類があります。
実は、このマンションの形の差は、機能面でも大きな差を生んでいるのです。
そこで今回は、独特な形をもつ「雁行型マンション」の特徴や注意点について、詳しく見てみましょう。
雁行型とは?不動産購入前にチェックしておきたい特徴
雁行型(がんこうがた)とは、外から見たマンションの形状をあらわす種類のなかで、雁行の形のものを指します。
雁行とは、群れで飛来する渡り鳥である雁が、V字型の隊列を組み、飛んでいく姿をあらわした言葉です。
雁行型マンションとは、この雁の隊列同様に、各戸を前後にずらして配置した形の建物のことで、雁行型ならではのさまざまなメリットがあります。
雁行型マンションの最大のメリットは、何と言ってもその日当たりの良さでしょう。
隣の住戸とずれているため、建物のすべての住居が、角部屋に近い環境になります。
そのため、四角いようかん型マンションに比べて、室内に自然光が入りやすいだけでなく、風通しや見晴らしも格段に良くなるのです。
また、すぐ真横に並ぶものがなく隣からの視線も届きにくいため、プライバシーを守れる点や個性的なデザインが高級感を生む点もメリットと言えるでしょう。
雁行型マンションの不動産購入における注意点
日当たりの良さや個人のプライベート保護の面などで、メリットがたくさんある雁行型マンションですが、注意しておきたいポイントもあります。
まず、雁行型マンションの大きな魅力となる日当たりですが、開口部の方角や各戸の形などの条件によっては、期待したほどの日差しが得られません。
隣の住戸の出っ張りにより日陰ができて、ごく限られた時間しか日光が当たらないケースもあるでしょう。
購入前には、方角と各戸の形を考慮して、十分な日当たりの良さが確保できるかについても考えてみてください。
さらに、前後にずれることでプライバシーが守られるはずが、自宅バルコニーと隣家の窓の位置関係によっては、逆に覗かれやすくなっているかもしれません。
プライベートな時間を楽しむために雁行型を選ぶのであれば、自宅バルコニーと隣家の窓の位置関係もチェックしてみましょう。
まとめ
雁行型マンションは、日当たり・風通し・眺望やプライバシー保護といった点で、大きなメリットがあります。
しかし、開口部の方角や各戸の形などの条件によっては、日陰ができやすく隣近所からの視線も気になるかもしれません。
不動産購入を検討されているなら、こうした雁行型マンションの特徴も押さえて、理想的なマイホームを手に入れましょう。
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