不動産を売却する際には、境界確定が必要です。
しかし、どのように境界を定めれば良いのかわからないと思います。
そこで、この記事では西宮市・神戸市で不動産の売却を検討している人に向けて、境界確定について詳しく解説していきます。
不動産の売却時における境界確定と筆界とは？
まず、不動産を売却する前には測量をおこないます。
測量が必要なケースは、
●隣人の土地との境目がわかりにくい場合
●境界杭がない場合
●地価が高額な場合
●物納で相続税を納める場合
●登記簿の面積と実際が大きく異なる場合
です。
測量は、不動産の面積と境界確定の目的でおこなわれます。
これにより、隣人の土地との正確な境界を定めるのです。
なお、境界を示す言葉には
●筆界
●所有権界
の2つ存在します。
筆界とは、公的な境界のことで、勝手な変更はできません。
一方、所有権界とは、私的な境界のことです。
たとえば、生活しているうえでなんとなく決められた境目のことを示します。
この所有権界においては、所有者との間で合意すれば、変更が可能です。
つまり、筆界のほうが法的な登記がされているため、より正確なものなのです。
所有権界を元に手続きを進めると、所有者の間でトラブルが発生する可能性があることも事実です。
そのため、筆界を明らかにしておく必要が考えられます。
不動産売却時の境界確定における測量にかかる時間と費用
まず、土地を売却する際の測量図には
●確定測量図
●地積測量図
●現況測量図
の3種類が存在します。
また、測量をおこなうには、どのぐらいの時間と費用が必要なのでしょうか。
不動産とそれに接する道が官有地の場合には、官民査定をおこないます。
これがあるか否かで、費用が下記のように異なります。
●官民査定が必要→60万円から80万円
●官民査定が不要→35万円から45万円
上記が費用の目安であるものの、下記の場合は相場よりも大きな額になると見込まれます。
●複雑な形の土地
●隣地に関して紛争が起きている
●隣地の権利者が多い
また、境界確定にかかる時間は、通常ですと3カ月から4カ月です。
しかし、隣地の人も絡む話のため、場合によってはそれ以上にかかるケースも多く見られます。
長い場合は、1年以上かかることも考えられると思っていてください。
隣地の人のなかに、協議への参加が難しい人がいると、解決に時間がかかるケースが多く見られます。
西宮市・神戸市で不動産の売却を検討している人は、余裕を持って動き始めることをおすすめします。
まとめ
不動産を売却する際には、境界確定して筆界を特定しておきましょう。
費用は一括査定を活用しながら、信頼のおける不動産会社を探してみてください。
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