不動産の売却方法の1つとして、建物などを不動産会社に買い取ってもらう買取という方法があります。
不動産会社のなかには、買取保証または即時買取を自社のウリにしているところがありますが、両者はどのような点が違うのでしょうか。
今回は、2つの買取方法の違いや、買取保証のメリットデメリットまで含めてお話します。
不動産売却時の買取保証と即時買取との違いはなに?
不動産会社に土地や財産を買い取ってもらうことを「買取」と呼び、買取保証と即時買取の2つの方法があります。
「買取保証」とは、折り込み広告やWEB広告などで購入希望者を一定期間募集しても買い手が決まらなかったときに、仲介業者があらかじめ約束した金額で買い取ると保証されていることを意味します。
そのため、時間がかかっても良いから少しでも高く不動産を売りたい方や、売れ残りに備えておきたい方におすすめの取引方法です。
一方の「即時買取」とは、通常の仲介売却のように販促活動によって購入希望者を募るのではなく、最初から業者に物件を買い取ってもらう方法です。
最短ですと1週間以内に取引が完了するスピーディーさが魅力であり、スムーズに建物などを現金化できます。
そのため、すぐに土地や建物を売って現金化したい方に最適な取引方法です。
買取保証と即時買取は、業者が買主になることや契約不適合責任が免除される点は共通していますが、以下が大きな相違点です。
●売買契約が完了するまでにかかる時間
●販促活動を伴うか伴わないかによる違い
●仲介手数料を支払う可能性があるか
買取保証がある不動産会社に売却を頼むメリットデメリットは
前提として買取が保証されていると、売主にはどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。
売主にとってのメリットとは
最初に一般のお客さまを対象にして販促活動をおこなえるため、即時買取よりも高値で売却できる可能性があります。
時間に余裕を持って購入希望者を探せることも、すぐに現金を必要としない方にとっては魅力と言えるでしょう。
また、個人の購入者が見つからなかった場合には、業者が不動産の買い取りを約束しているため売れ残りを防げることも利点です。
さらに、業者自身が買主になるので中間手数料がかからない分だけ、売却にかかるコストを抑えられます。
売主にとってデメリットなことは
買取の保証対象になるには耐震基準や建ぺい率、築年数、など、複数の条件をクリアする必要があるため、対象物件が限定されてしまう点がネックです。
さらに、条件に該当する場合でも通常よりも7割~8割程度の買取価格となる可能性が高く、売り損してしまう恐れがあります。
確かに買取保証付きで安心感を得られますが、できるだけ通常の販売方法で買い手を見つけられるように売却が得意な業者を探しましょう。
まとめ
買取保証があると確実に不動産を処分できる点がメリットですが、買取価格が仲介売却時の価格よりも安くなってしまいます。
金銭的に余裕があり今すぐに現金が必要でない場合には、売買に強い仲介業者を選択することが、高値で建物や土地を売却するポイントです。
私たちハウスコンサルタント株式会社は、阪神間エリアの不動産物件を幅広く扱っております。
お客さまの幅広いニーズに真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓