テレビドラマなどでも、遺産相続が原因となり家族間で揉めるという話をよく見かけますが、現実でも家族感で揉めるケースはよくある事例です。
なかでも実家の相続でよく見られるのは、兄弟間での相続トラブルです。
今回は、実家の不動産を相続するときに起こるトラブル例やその原因、解決方法についてご紹介します。
兄弟で実家の不動産を相続することになった場合のトラブル例
不動産の相続でトラブルが起こる主な原因は、土地や建物はそのもの自体が分割できないため、兄弟で平等に分け合えない点にあることが多いようです。
トラブル例として、長男・次男・長女の3人で、2,000万円の土地と200万円の預貯金を相続することになったのにもかかわらず、相続する土地には長男名義の住宅が建っているケースが挙げられます。
長男は、「その土地に家を建てた自分が2,000万円の土地を相続する」と言いますが、次男と長女から見ると、「それは不公平だ」と感じ、結果的にトラブルに発展してしまうのです。
また、実家を兄弟で相続する場合のトラブル例には「介護負担」が原因になるものもあります。
親の介護が必要な場合、必然的に同居している兄弟の介護負担が増えるので、長く介護を行っていた方は、自分が多く遺産を受け取る権利があると考えるようになります。
しかし、介護を行っていない兄弟からすると、「親子なのだから同居している者が介護するのは当たり前だ」という言い分になるので、折り合いがつかずトラブルになってしまうのです。
実家の不動産を兄弟で相続するときに起こるトラブルを回避する方法は?
実家の不動産を相続するときに発生するトラブルを回避するには、いざ相続が発生したときにどうするかという話し合いを事前に行っておくことです。
先ほどの土地相続の事例であれば、あらかじめ土地を長男に相続させると生前に親御さんから説明してもらったり、遺言を残してもらったりといった方法がとれます。
また、土地と建物を売って現金化し、現金を兄弟間で分割するといった方法もあります。
介護の事例についても、介護の方法や負担について兄弟間でよく話し合いをしておくことが大切でしょう。
長く介護を行ってくれた兄弟に対しては感謝の気持ちを伝え、相続が発生したときには、介護への貢献を寄与分という形で相続財産を増額するなどの方法で予防できることもあります。
まとめ
今回ご紹介したのはトラブル例の一部ですが、ほかにも事前に話し合いや対策方法を検討しておくことで相続がスムーズに進むケースは多々あります。
専門的な知識が必要になることも多いので、信頼できる専門家への相談も検討しながら、いざ相続が発生したときにトラブルにならないように準備しておくと良いでしょう。
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